4月、春休みを終えて新年度スタートするころには、山形にも陽性患者がでており、フリースクールもどのように対策しながら開所したらいいのか不安を抱えてのスタートでした。居室のアルコール消毒はもちろんのこと、午前、午後の検温、1日の登校生徒数を制限していました。換気も、1時間に1回やり、生徒も一つのテーブルに一人で過ごしました。いつも生徒と一緒の昼食づくりは、3密になるので中止して、お弁当にしてもらい、保護者の方にも協力していただきました。3月より体育館は使用禁止になったので、スポーツの代わりに、河川敷にいって散歩したりしていました。イエローレシートキャンペーンもなんとか参加することができました。



しかし、4月半ばからは、ついに閉所となりました。その間は生徒とスカイプを使用した相談や、オンライン授業をやって、何とか生徒の様子を確認するようにしていました。オンラインの様子はNHKでも放映され、地域の方々も視聴された方が多かったようです。オンラインでの参加が難しい子は、電話で様子を確認するようにしていました。しかし、閉所の間でも、何か自分たちのできることをしようと、「生徒が採った山菜を丼にして、コロナで大変な医療関係者に食べて頂く」という支援活動を代表が企画してくれて、社会と繋がりをもつことができました。この活動は、テレビの取材もうけ、山形新聞にも大きく掲載されました。生徒も、どんな状況でも、自分たちが何らかの形で社会の役に立つということを身をもって体験してくれたようです。

開所したとはいえ、まだまだ元通りのような生活に戻るには、時間がかかると思いますが、最善の注意を払って活動していきたいと考えてます。今後ともよろしくお願いいたします。
また、若者相談支援拠点の出張相談会の予定は、With優のFacebookの方に随時載せていく予定ですので、そちらをご確認ください。